こんにちは。先日、無料メールサーバのtagirlにアマゾンギフトのカンパがあってとっても嬉しい私はもとやんです。
表題はサーバ運用ノウハウはソコソコあるし、実験的な感じでどうかなと最近考えたもの。
とか思って、電気通信事業法に基づく届出の準備とかしていた・・のだけれども、色々計算していたらあんまり魅力なかったのでペンディングしたお話。
多分いまどきレンタルサーバになんて参入しようとする人いないだろうけど、すこ~しだけ書いておこう。
電気通信事業法に基づく届出
ISPとかレンタルサーバを開業するには、電気通信事業者として届け出を出す必要があります。ちなみに費用は3万円。お支払いは一回こっきりのはずです。
この時にどういったネットワーク設備を備えているかなどを書く欄があるので、ここも同時に抑えておく必要があります。
ネットワーク設備の準備
ここは色々と考えるところです。どのレイヤーから設計したいのかとか、どれだけ予算があるのかとか。
簡単なのは再販可能なレンタルサーバを契約して、それを提供することです。再販用にサーバをOEM提供している業者もいますが、専用サーバを借りて、中の設定や管理画面を自前で用意して共用サーバやVPSを提供する……というのも選択肢でしょう。
ちなみに今回検討していたのはさくらのVPS借りてその中に共用サーバ作ろうかなとか考えてました。それは試算するとダメっぽかったですが、専用サーバを借りてdockerのコンテナやrackを貸すサーボスを構築するのはまだ国内だと目がありそう。
いずれにしても再販可能なレンタルサーバであれば適当によしなにすることができますし、データセンターでラックを借りて自分でサーバ機を置いたりとか、いっそのことデータセンターを自分で作ったりとかも不可能ではないです。
そういえば2000年代前半頃に月500円とかでレンタルサーバを運営していた中学生か高校生が2chにいて、しかもサーバ機(Windows + ANHTTPD)が明らかにそいつが普段使いしているPC(引きこまれている回線はADSL)っていうなんともしょっぱいというか痛いサーバを何箇所か見たこと有りますが、絶対届出していなかっただろうなあいつ……。
http://www.sakura.ne.jp/
ホスティングサービスで再販は出来ますか?
法律も見ておきましょう
プロバイダ責任制限法と、個人情報保護法はガイドラインだけでも読んでおきましょう。後は特定商取引法もか。
詐欺サイトやら何やらができたりすると、警察から問い合わせ(アクセスログや契約情報の照会)が普通に来るのでまぁその対応が適切にできればそれぐらいでいいと思います。
サーバの設定
ここはぶっちゃけノウハウの蓄積が必要なところです。
各ユーザがディスク容量やメモリ、CPU、ネットワーク帯域を使い過ぎないように制限をしたり、他のユーザの領域やシステム領域にアクセス出来ないようにブロックしたりすることがメインです。
更に言うと、ユーザが増えるたびにサーバの設定ファイルを書きかえるのは面倒この上ないので、顧客(ユーザ)のデータベースと連動して、提供サーバ(webとかメール)の設定が自動で行われるようにしておくと良いでしょう。
実践的に言うと、クレジットカードで決済が終わったら自動構成スクリプトが走って、サーバ設定完了メールがお客様に届くようなイメージですね。手作業でやりたかったらやってください。
なんでやめたか
上記のことをやるだけの知識はありますし、小さくやるならお金も別に大してかかりません。
儲けるつもりもないっていうか、儲かる気がしないのでそこもOKなんですけど、いかんせんサーバの質として、ちょっと人気のあるサイトが来るとメモリが死にそうだなー。って言う試算になったので現状お蔵入りです。ほんとに負荷が小さいサイトとか試せる実験サーバとしてリリースするかも。
もしくはwordpressに特化してガチチューンしておくとか。
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