べき論を言う人間こそが面白い

文章術

こんにちは。もとやんです。

タイトルで言うべき論とは、「〇〇であるべき」という、いわば正論のことです。
このブログ(知の壺)最近つまんねーなって思ったので、自戒を込めて書いています。

ブログ論的な話で、ブログに投稿するモチベーションの1つに「怒り」があるって話があります。
要はリアルで不満がある場合、その不満を表現することが面白い(≒興味深い)文章に繋がるということです。

そういう意味で言えば、私はプログラミングやシステム設計なんかでお金を頂いてご飯を食べています。そういう界隈で安定して人気がある記事といえば

  1. システム設計とはこうあるべき(e.g.柔軟に要件に合わせて変化すべき、各種リソースを総合的にマネジメントすべき)
  2. (受託なら)ユーザ企業との関係性はこうあるべき(e.g.一括受け入れ契約から継続契約に変化すべき)
  3. クラス/ライブラリ設計はこうあるべき(e.g.こういう例外を投げるべき、モノリシックにすべき、要件に集中すべき)
  4. この言語はこういう書き方を許容すべき()
  5. デプロイ/マイグレーションはこうあるべき
  6. などなど

こうした数々のべき論(=少なくとも執筆者の周囲の現実はそうなっていない)という物はなんであれ、読むに値することが多いです。
「(例えば上記のような)問題を俺はこうやって解決した」と言うコンテンツも同じぐらい面白いです。「新しいシステムが企画からローンチされるまでがどのようになされたか」、や、「システムのリプレースをこうして行った」というライトニングトークはシェアされる鉄板ネタです。

なぜこういうコンテンツが面白いのか。それは端的に言って、そこに問題の発見と(再)定義、そして本来あるべき解決策が提示されているから面白いのです
知的な発見、興奮を与える文章としてはこれは優秀である条件の最上位に間違いなく入る物の一つでしょう。

ただ、相手(人間)と対面して行う現実世界のコミュニケーションにおいては、その関係性によって(現実的でない)「正論」「理想論」と議論を棄却されることもあるでしょう。それが冒頭で述べた「怒り」を生むのですが、話題としてはこれほど面白いものもないということです。

と、いうわけでノウハウ的な記事もなにか見つけたら書きますが、今後はこのブログにもガツガツとべき論を書くべきだな、と考えたので、例に上げたようなべき論がちょくちょく出てくると思います。よろしくお願いします。

それにべき論って書いてると結構ストレス解消になるので、楽しいですよ!

P.S.現実を追認するべき論はあんまり楽しくないです。

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