スタートアップ企業のローコスト開発術(システム編)

システム開発論
Coin Purse with a Few Coins

チッス。

スタートアップ企業では時間はあってもお金はない。むしろ時間もお金もないかもしれない。
とりあえずお安く、そして効率的な開発体制が求められることは必死です。
そして昨今の開発現場において不可欠なものが幾つかあります。
具体的に言うと

・バージョン管理ソフト
・バグトラッキングシステム
・自動化されたテスト
・CIツール
・メンテナンスされたドキュメント

です。そしてバージョン管理について言えば、Bitbucketを使いましょう。MercurialでもGitでもどちらでも使える、バージョン管理システムホスティングサービスです。要はGithubです。

クラウド上に配置されているので、まぁ少なくとも自前で家やオフィスにサーバを立てるよりは安心(しかも万一壊れても手元の端末にはほぼ完全なバックアップがある)で、VPSなんかを借りるよりはるかに楽です。それにWiki(ドキュメント)もバグトラッキングシステムもついてくる。これが無料!
Githubがシェア的には高いと思うのですが、ぜひともbitbucketを利用してください。なぜならgithubと違い、bitbucketはフリーユーザでも「無制限」に「プライベートレポジトリ」が作れます! キャーステキー
githubはフリーユーザはパブリックレポジトリしか作れないので、この差は圧倒的といえるでしょう。ちなみに、bitbucketが対応しているVCSはmercurialとgitの2つですが、これはどっちでもいいと思います。私はコマンド体系が簡易なmercurialを愛用しています。まぁでも最近はGitのほうが人気でしょうね・・。
なお、フリープランの制限はレポジトリのユーザ数が5名までという点ですが、多くのスタートアップの場合、こんな制限は屁の突っ張りにもならないでしょう。私は一人でコードを書いています・・。

かつてdropboxの中にレポジトリを作って共有している猛者(というか恐ろしい開発現場)を見たことがありますが、下手したらレポジトリが壊れて悲惨なことになるので絶対にやめましょう・・。

そしてCIツールですがこれが面倒くさい。CIツールを入れるとなると、おそらく今はJenkins(旧称Hudson)一択でしょう。CloudBeesというホスティングサービスもあるにはあるのですが、ぶっちゃけ色々制約がめんどくさいです。ウェブアプリケーションの開発を私は主に行なっているのですが、結局CIツールは自前管理です。自動テスト実行タイミングは1日1回として、自宅のデスクトップマシンをテスト実行機として動かしています。

そしてバグトラッキングシステムはシステム関係のタスクは私だけが見れればいいので、bitbucketのもの(と紙の手帳)を使用。ドキュメントもbitbucketのwikiと、自動生成ドキュメント(xdocs系)です。

後の具体的なエディタなどについては、皆様一家言あると思われますので、ココでは言及しません。っていうか好きなの使ったらいいんじゃないかな!?

でわでわ

次は社内システム編に続く。

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