先日、古に作ったウェブサービスをサーバ移設しました。
「もはやサーバー代ももったいねーなー、これ」っていう惨状だったんですが(PVとか的に考えて)、無料のサーバがあれば残しておいてもいいんでね?ってなって探しました。
その結果発見したのが、「Hostinger」という無料Webサーバー。
Hostingerのメリット・良かった所
独自ドメインが使える
もともと独自ドメインで運用していたサービスを移設するので必須でした。
PHPが使える
これもPHPで組んでいたので必須でした。PHPのバージョンが選択できて、PHP5.5が選べるのもナイス。
今ならできれば5.6対応して欲しいところですが、まぁ有料のところでもアップデートが遅いところもあることを鑑みれば良い方でしょう。5.5自体はサポート期限内ですしね。
MySQLが使える
これも嬉しい。ていうかコレがないところが多くて困っていた。
MySQLが使えない場合、SQLite化する方法と、いっそ諦めて静的サイトにしてしまう方法が考えられるが、どっちもめんどくさい。
容量2GB/転送量100GBと十分な余裕
もはや消しても誰も気にしない様な弱小サービスだったので十分すぎます。
Hostingerのデメリット・悪いところ
SSHが実質意味ない
PHPの実行すらできないので、懐かしきPEARのインストールもcomposerの利用もできません。
全部のライブラリをまとめてアップロードして、パスも気を使う必要があります。
この辺りで移植に関して数行のコード修正を要しました。
無料プランなので文句いう筋合いは全くありませんが、有料プランもコレだとかなり減点です(機能表からは読み取れないけど、多分一緒っぽい)。
Opcacheが効いてない
PHP5.5の場合で、無料プランの場合です。
サービス紹介の機能表によると、有料プランだとAPCが有効らしいので、たぶん5.5以降ならOpcacheが有効になっていることでしょう。
Opcacheはかなり安全なキャッシュ戦略をとっているので、有効化しない理由ってあんまりないと思うですけどね。サーバのCPUリソースも節約できるので。
差別化ポイントの一つなのかもしれません。
MySQLがinnodbが使えない
無料プランの場合です。基本的にMyISAMしか使えません。
選択できるストレージエンジンは他にMRG_MyISAM,CSV,MEMORYがありますが‥MEMORYとか色々な意味で大丈夫なのか。
いずれにしてもInnoDBやXtraDBは使えないわけで、トランザクション書けないのはきついというか、テーブルがぶっ壊れる可能性が‥。
今回のケースだとまぁ許容範囲だったんですけど、これは有料プランにしたくなる重要な要素ですね。
Hostingerの有料プランについて
まだ契約してないんですけど、結構良いように感じます。
少なくともコストパフォーマンスはいいでしょう。
月額340円のプランだと、MySQLがInnoDB開放、APCが使えて、Web容量、転送量ともに無制限というのは、他の格安サーバ系と比較しても相応に使えるプランです。
ただどっちかというと月額795円のプランが個人的には良いと思います。具体的に言うと、SSL対応サイトを作るならかなり安くで済みそうです。
毎月795円でプライベートIPが発行され、プライベートSSL証明書が使えるので、SSL SNIでない従来のSSL対応サイトを作れる共有サーバとしては最安レベルでしょう。
安い証明書と組み合わせれば、(共用サーバでは)最安SSL対応サイトが完成します。
紹介した手前、一応広告貼っておきますが・・デザインがすこぶる怪しい。
他の無料サーバについて
探していたら他にも色々よさ気なサーバーがたくさんありました。未来サーバーさんとか。
長くやりたいサービスならちゃんとお金払って借りますけど、テスト公開やちょっとした友達に見せるためのサイトならこういう無料サーバサービスを有効活用していくのもイイですね。
今度サーバ紹介記事か何かを書きたくなりました。
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