プログラマは大体ハンマー病になっている。

雑記

「ハンマーを持つ人には、すべてが釘に見える。」っていうことわざがあります。
限られた解決策しか持たない人間にはすべての問題が、その所有する解決策で解決できるように感じる、認知上のゆがみを戒めた言葉です。
心理学的には確証バイアスとかの類になるのでしょうか。

で、このハンマー病なんですが、プログラマは罹患率がすこぶる高い。
要は「すべての問題をプログラミングで解こうとする」傾向があるってことです。

プログラミングは非常に強力な問題解決手法であり、人間の脳みそが有限オートマトンだったなら、原理的に人間にできてコンピュータにできないことは存在しません。
でも、だからといってそのカードを常に切ればいいってものじゃないのです。

自己の問題を解決すればいいだけの話ならともかく、誰かに何かの解決策を与える際に「プログラム書けばいいじゃん」とかいうのはありえないわけですよ。相手がプログラム書ける人ならまぁまだいいですけどね。

大体にしてコードなんて書かずに済むなら書きたくないわけです。
書けば書くほどバグも出るし今後保守しなければ行けないプログラムが増えてしまう。あーやだやだ。
正規表現とか、エクセルの関数とかで話が終わるならなるべく終わらせたい。

なんでこんな事を言いだしたかというとですね、最近プログラミングを学ぶ人が増えてるんですって。別にそれ自体は良いんですけど。
でもtwitterとかで眺めてると、専業アフィリエイターの人がプログラム勉強するとか言って勉強してたりするの。
で、Pythonでスクレイピングツール作って便利!とか言ってたりするんですけど、大体の場合Googleスプレッドシートで事足りるんじゃないの・・?とか思ったりするわけですよ。

IMPORTHTML
HTML ページ内の表やリストからデータをインポートします。

これでダメでも、PythonじゃなくてSelenium IDEとか最悪Bookmarkletでもほとんどのことができるわけで・・。
牛刀をもって鶏を割く感がすごい。

なんかオチはないんですけど、ボヤキでした。

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