FuelPHPを(1.9-devを使って)PHP8.1+に対応する

表題からしてオイオイオイ感があるかと思いますが、まぁそういう現場もあるんですよ。
ネットで調べるとMAKUAKEさんとかも同じ感じだったそうですね。で、あちらもとりあえずプロダクション環境に使える品質と判断して1.9-devを採用したとか。
PHP8.0まではFuelPHP1.8.2にちょっとしたパッチをあてる程度で動きましたが、8.1でいろいろ手を入れないといけない範囲が増えたので、自分で処理するよりは1.9系を使ったほうがましという判断ですね。

ただ、ある程度自明とはいえ、具体的なアップグレード手順はfuelphpのドキュメントにも、(調べた限り)ウェブにもなかった(あるにはわずかにあったが内容が不十分と感じた)ので、ここに手順を書いておきます。
FuelPHP 1.8.2以下を利用しているプロジェクトを、composerを用いて1.9-devに切り替える方法です。

composer.jsonの次の部分を書き換えてください。

変更前

    "require": {
        ...
        "fuel/core": "1.8.*",
        "fuel/auth": "1.8.*",
        "fuel/email": "1.8.*",
        "fuel/oil": "1.8.*",
        "fuel/orm": "1.8.*",
        "fuel/parser": "1.8.*",
        ...
    },

変更後

    "require": {
        ...
        "fuel/core": "dev-1.9/develop",
        "fuel/auth": "dev-1.9/develop",
        "fuel/email": "dev-1.9/develop",
        "fuel/oil": "dev-1.9/develop",
        "fuel/orm": "dev-1.9/develop",
        "fuel/parser": "dev-1.9/develop",
        ...
    },

で、アップデート。

php composer.phar self-update
php composer.phar update --prefer-dist

おわり。あとはテストを頑張ってください。

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