趣味の日記とかでないサイトやブログを作る時に実施しなくてはいけないステップがあります。
このステップを無視して作っても集客やコンバージョンがうまくいかないということになります。
キーワード選定
キーワードを選定せずにサイトを作ることはできません。インターネットのユーザニーズは検索キーワードに表れています。
ユーザーが検索をするであろうキーワードを調査・分析を行い、そのキーワードでやってきた人間が満足するコンテンツを作ることがSEOの最初の目標であり最終目標です。
また、ここではキーワードをいろんなパターンで絞り出しましょう。わたしはExcelで管理しながらキーワードを大・中・小で区分します。
大まかなキーワードの区分
区分 | 月間検索数 | 競合性 |
---|---|---|
スモールキーワード | ~1万 | 競合性・低 |
ミドルキーワード | 1万~10万 | 競合性・中 |
ビッグキーワード | 10万~ | 競合性・高 |
キーワードの検索回数・競合性についてはキーワードプランナーで調べられます。
SEOにおいてはビッグワードで上位表示させようと思ってもなかなか出来るものではありません。
スモールワードでの上位表示の積み重ねの上にミドルワードの表示があり、ミドルワードの表示の上にビッグワードの上位表示があります。
スモールワードの表示はそのためのブログタイトルをキッチリつくれば比較的簡単に出せるので、シェアされやすいブログ記事でスモールワードを狙いましょう。
ディープリンクと言い、サイトの下層ページに被リンクが集まることでドメイン全体の信頼度が上がります。
ターゲット設定
読者のペルソナを作成します。最重要ポイントは想定してるターゲットの課題設定と、語彙レベルの設定です。
簡単に言えばターゲットユーザは何に困った時に、どういうキーワードで検索するかということです。
ある問題を的確に示す業界用語があったとしても、一般ユーザが対象の場合、その業界用語を一般ユーザが知らない場合は別のキーワードを考える必要があるということです。
例を挙げると、お医者さん向けの求人情報サイトをあなたが作るとします。そのサイトのキーワードを作るなら、「医者 求人」とするとほとんど検索流入は見込めないでしょう。
なぜならお医者さんの方はご自身の職業を通常「医師」とおっしゃいますので、「医師 求人」をサイトキーワードにしないと、検索からの流入は見込めません。
この辺りは前のステップ初回のキーワードプランナーで検索ボリュームを調べるなどしてください。
サイトマップを作る
一般的なコーポレートサイトならトップページが最上位になり、上図のような形になるでしょう。
名刺代わりのウェブサイトなら、リンク戦略はあまり考える必要はないでしょうから、ブログの部分はないケースのほうが普通ですね。
いずれにしてもコンテンツは具体的にどんな内容のものを取り揃えていくかということをサイト設計の段階で考えておくべきです。
担当者が適当に・・というのはただの担当者のレベルに依存する博打であって戦略ではありません。そして大体において負けます。
そのことはひところネット上に山のようにできた、箸にも棒にもかかることのなかった数多の『社長ブログ』達が示しているでしょう。ほとんどはそびえたつクソです。
コンテンツ計画を作る
ブログ記事のカテゴリを大雑把に作り各カテゴリに書く予定の記事タイトルを書き出していきます。
この時には設定したキーワードを含めるようにしていくといいでしょう。
ただし上手いタイトルをこの時につける必要はありません。それは実際に記事を書くときに練っても遅くはないのですから。
アクセス解析の準備をしておく
GoogleAnalyticsとGoogle Webマスターツール一択ですね。
あるアフィリエイター向けの記事に「メインサイト以外の自前管理サイトはウェブマスターツールに登録しないほうがいい。なぜなら自演リンクを自らバラしているようなものだから」との記載がありましたが、まぁ自演リンクをやるつもりならその通りでしょう。
とはいえ、Googleは自分の管理するサイト同士でリンクを貼りあうことをガイドライン違反とはしていません。ただしそれが意味を持つリンクであり、極端な数でなければ、とMatt Cuttsは言っています。
実際問題一定以上のクオリティを持つウェブサイトをたとえば数千などという単位で個人で作ることは不可能でしょうし、よしんばできたとしても管理し続けることは更に困難を伴うでしょう。
普通にウェブサイトをいくつか運営するレベルであれば何も気にする必要はありません。
運用する
デザインとかはこの際おいておきます。後は運用し続けてください。
更新の際にはコンテンツの質とともに、文字数も重要です。私は目安は1000文字ぐらいを下限値として書いています(この記事は2302文字)。
最後に、現在のGoogleは『文字数は重要ではない』と言っており、SEOコンサルタントにもそれを理由に文字数は関係ないという人もいます。
たしかに少ない文字数でも上位表示するページはありますが、それはGoogleが数百に及ぶ要素から掲載順位を決定しているからです。
つまり文字数が足りなかったとしても他の要素(被リンクなど)が優秀なので上位表示されているのだと私は理解しています。
2014年7月現在、コンピュータにあるテキストデータが「役立つ文章か否か」を判断させるアルゴリズムは開発されていません。
であれば、一発ネタをバズらせるようなサイトではなく、一般ユーザに役立つようなテキストを掲載していくのであれば、最低の文字量はありますし、また気にする必要もあるのです。